TERRA指揮者日記
2001年4月29日(日) サールナートホールにて
  しずおか演劇祭実験劇場「もうちゃんの『好色』ものがたり」を見ました。芥川龍之介の『好色』を二人芝居用に脚色したもので、もうちゃんこと杉山昌博さんが恋に焦がれたドンファンを演じ、朗演(演劇的語り)俳優の岡尾智津子さんが弁士役を務めました。
  杉山さんはハンディをものともしない熱演、とくにボソボソとつぶやくところなどは実に愉快で笑わせてくれましたし、岡尾さんはさすがに熟練した語りを聞かせてくれました。演出、音楽、衣装などもなかなか良かったです。
  会場で甲賀さんと堀池さんにお会いしました
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2001年4月28日(土) テラ物語C
〔ジュン〕 練習日はさあ、せっかくみんな忙しい中を集まったんだから、歌を歌ってすぐサヨナラじゃ寂しいと思うんだ。用のない人だけでも、ちょっと寄って話をしたり、お酒を飲んだりすることも大切なんじゃないかな。

〔カツラ〕 賛成!私なんかいつも不思議に思ってたの。この合唱団の人はみんなまじめで、お酒を飲んだり、お茶を飲んでダベったりしないのかなって。

〔キヌ〕 そうだ、そうだ。酒のない合唱団なんて、ハーモニーのないマドリガルみたいなものですね。

〔ヒロシ〕 そのこころは。

〔キヌ〕 まとまりがなくて、お互いのことがさっぱりわからない。

〔ヒロシ〕 ハハハ。それはいえますね。早速行きますか?

〔ジュン〕 どこにしよう?

〔ボッコ〕 まあ、おさえて、おさえて。

〔ナレ〕 冬は一層寒さを増していき、自転車を持つ手が凍える夜も、テラは練習を重ね、練習曲も増えていきました。また、忘年会や新年会などで、みんなの心も次第に熱く固く結ばれていったのでした。     

つづく      
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2001年4月27日(金) ブラボー!
 ミキちゃんのピアノリサイタルが青嶋ホールでありました。プログラムは、ベートーヴェンの「ピアノソナタ第30番ホ長調作品109」ドビュッシーの「映像第1集」そしてシューマンの「謝肉祭作品9」でしたが、どの曲も相当弾きこんであって、とにかく見事な演奏でした。
 あの細い指、細い腕からは想像できないような力強さ、指揮をしているような柔らかな手の表情、すべての曲を完全に弾きこなした集中力、いやあ本当に驚きました。  あらためて大きな拍手を送りたいと思います。
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2001年4月24日(火) いろいろあるね
 今日の練習は、最終的に50人をこえました。やはり多いといいですね。数は力です。練習が終わってから、技術委員の人は北原白秋についての勉強、合宿委員の人は合宿の準備と、それぞれ遅くまでがんばってくれました。次の練習は、もう5月3日の合宿です。

 今朝起きたら、お寺の門の掲示板のガラスが石でめちゃめちゃに割られ、おまけに自転車が盗まれました。あとでわかったことですが、4時頃向いのスナックの人がガラスの割れる音を聞いたようです。また、近くで同じようにガラスが割られていた所があったそうです。ひどいことをするものですね。

 今、ブラジルの摂から電話がありました。下宿は思っていたより良さそうだって
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2001年4月22日(日) 行っちゃった!
 長男摂(おさむ)が今日ブラジルに旅立ちました。大学でポルトガル語を専攻していることから、公用語としているブラジルに1年留学することにしたようです。留学は16才の時アメリカに1年行って以来2度目になりますが、やはり心配はつきません。しかし、今でなければできないことですから、おおいに見聞を広めて成長して帰ってきて欲しいと思います。
 やはり父親より母親の方がさびしそうですから、どうか遊んでやって下さいね。
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2001年4月19日(木) サトちゃん
 サトちゃんこと佐藤敦史先生(テノール)が、静岡音楽館AOIのオーディションに合格して、第6回「静岡の名手たち」コンサートに出演します。6月30日(土)7時開演、1500円ですので、是非聞きに行きましょう。「落葉松」とカルメンの「花の歌」を 歌うようですよ。  

 佐藤先生は、岡部町出身東京在住の声楽家で、テラとはもう長いおつきあいです。合宿のボイトレに何回か来て頂いたり、旅行や宴会にも随分参加して下さいましたが、なんといっても、第4回演奏会ではソリストで出演して頂きました。
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2001年4月17日(火) 「佐久夜」参加決定
 7時半で6人!いくらなんでも少ないよなあ。どうしたらいいのでしょうか。「テラ物語」を読むと最初の頃は6時半からだったようです。  

今日、東海道400年祭シンボルイベント「佐久夜」に参加することを決定しました。市川猿之助ですよ、スーパー歌舞伎ですよ、わくわくしますね。でも、こういう企画に参加する時、私は主催者との間に入って精神的に結構つらい思いをするのが常なのです。今回はそうならないことを願っています。
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2001年4月15日(日) テラ物語B
〔ナレ〕 11月6日第1回の練習を行い、第1歩を踏み出しました。最初の練習曲は「夜の歌」でした。

〔ヒロシ〕練習を重ねるたびにメンバーが増えてきたね。今日で20人突破だよ。

〔カー〕 そうね、いろんな職場の人がたくさん集まってひとつの歌を歌うってすばらしいことね。

〔ノン〕 私なんか学校でこどもばっかり相手にしてるから、こうした場があると本当にホッとするの。でも、みんな仕事忙しいんでしょう?

〔ボッコ〕そう、どうしても毎回出席するのは難しいし、6時半に来るというのも大変なことだね。でも、みんなが努力して時間を作って集まってこそ、意義のあるものになるんじゃないかな。団員一人一人がこの合唱団を作っていくんだという意識が、最も大事なことだと思うよ。

〔全員〕 (うなづく)  
                              つづく

・閑話・ ところで、これまでの登場人物をおさらいしてみましょう。
   @ヒロシ 言わずとしれた私
   Aボッコ 初代団長 テナー
   Bカー  今焼津の実業家 アルト
   Cノン  後にハッチの奥さん アルト
   Dキヌ  ずっと静銀 テナー
   Eジュン 今もいるジュンちゃん バス 
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2001年4月11日(水) 技術委員会
 今日は技術委員会で、合宿の練習スケジュールを話し合いました。1日目の夕食後、黎明・落葉松についてのディスカッションをする予定です。それぞれの曲のイメージがぐっと広がれば、歌い方も随分変わってくるでしょう。しかし、なかなか手ごわい詩ですね!  

話し合いの後に黎明を歌いましたが、さすがに技術委員。それなりに歌えていてさすがだな、と思いました。そして、終わったところにMちゃんが来たのでもう1回通して歌い、そのおかげで、更にうまくなりました。来週の練習できっと模範演奏でもしてくれるのではないでしょうか?(少々おだてすぎかな)
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2001年4月10日(火) 運営委員会
 今日の練習は久々に50名近く集まり、「落葉松」 の練習にも気合が入ってきました。練習後の運営委員会では主に5月の合宿の事を話し合いました。実行委員長アドちゃん会計ナオちゃんのコンビでがんばってもらいます。参加者も結構多そうなので、きっと盛り上がるでしょう。  

スーパー歌舞伎「佐久夜」は、参加条件がかなり緩和されたので、運営委員会としては参加の方向で考えていこうということになりました。次回の練習日に全体の意見をまとめたいと思います。
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2001年4月8日(日)お釈迦さま誕生日 テラ物語A
2月23日以来の「テラ物語A」です。

〔ナレ〕昭和50年10月12日日曜日、今日は静岡県音楽協会主催で、日本フィルハーモニーの演奏会が市民文化会館大ホールで行われた。メインの曲はショスタコーヴィッチ作曲「森の歌」、合唱は一般募集したアマチュア150名であった。そして、演奏会は大成功のうちに幕をおろした。

・・・うちあげの飲み屋にて
〔ジュン〕今日の演奏は本当によかったね。
〔ボッコ〕まだ余韻が残っているよ。
〔カー〕 私なんか、まだドキドキしてるわ。
〔キヌ〕 もっと歌いたいなあ。
〔ノン〕 私も!
〔全員〕 うん。
〔ヒロシ〕ボッコさん、僕は前から考えていたんだけれど、これを機会に何か始めてみませんか?
〔ボッコ〕うん、僕もそれを考えていたんですよ。
〔ヒロシ)どうせやるなら、力一杯やってみたいですね。
〔キヌ〕 思いきって男声合唱団というのも魅力ですね。
〔カー〕 あら、そんなに意地悪なこと言わないでよ。私たちもやってみたいわ。
〔ノン〕 そうよ、そうよ。
〔ヒロシ〕そうだね、男声合唱も魅力だけど、やっぱり混声でいこうか?でも、本当にやる? 〔カー、ノン〕やりましょうよ。 〔ボッコ〕よし、とりあえず何人集まるかやってみよう。
〔キヌ〕 いいんじゃないですか。
〔ジュン〕よし、前祝いに乾杯だ!
〔全員〕 乾杯!!

〔ナレ〕 かくして、10月30日15名の有志が教覚寺に集まったのでした。

      つづく

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2001年4月5日(木) 県庁から電話?
 クミとガンさんには、深く頭を垂れてお詫び申し上げます。ごめんなさい。  

 ところで、今日、県庁から電話がありました。    

 今度は本当です。以前に少しこの日記でも書きましたが、東海道400年祭のシンボルイベントとして、祝祭劇「佐久夜」(スーパー歌舞伎)が8月にグランシップで行なわれることになっているのですが(4回公演)、その市民合唱団200名の核となってほしいという要請です。実は、既に一度打診があって話を伺いましたが、とても参加条件が厳しくて協力は無理と判断し、お断りした経緯があります。ところが、どうやら今回、相当条件を緩めてきたようなのです。一応、来週の火曜日の朝に話をお聞きすることにしました。その様子で、テラとしてどうするかを相談したいと思います。

 今晩は、静岡市合唱連盟の総会がアイセルでありました。
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2001年4月3日(火) 一昨日はエイプリルフール
  まず、お詫びですが、前回の指揮者日記(4月1日)に書かれていた内容は全く架空の事、すなわちまっかなウソでした。人を疑うことをしらず、信じて下さった皆様には心からお詫び申し上げます。ごめんなさい。  

今日の練習は、下村先生のボイストレーニングでした。発声というのは、ほとんど体の中の動きとか働きなので、きわめて感覚的な表現でしか伝えられません。そこに、ボイストレーニングの難しさがあります。結局は、実際に出ている声で、発声が良いか悪いかを判断するしかないのです。それには、個人レッスンがどうしても必要でしょう。合宿ではその時間を取りたいと思います。  

 ミニーちゃんの同期生で、現在、ナベちゃんの職場での部下のコミーちゃんが入団、アルト1に入りました。アルト2のチコちゃんは家庭の事情で退団です。

 そういえば、テラのHP3000番をゲットしたのは、どなただったのでしょうか?


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2001年4月1日(日) どうしましょう?
 今日、県庁からびっくりするような電話が入りました。国連本部から外務省を通じて静岡県に連絡がきたんだそうですが、今年の8月に国連本部において、世界各国から選ばれた合唱団が「カルミナ・ブラーナ」を歌うというイベントが企画されていて、日本からは100名が参加することになっており、全国から最近1〜2年以内に「カルミナ・ブラーナ」を歌った合唱団がピックアップされて、書類及びテープ審査の結果テラが候補団体のひとつに選ばれたというのです。もし、参加を希望するならば、4月10日までにその旨返事をしてほしいということです。えらいことになりました。どうしましょうか。今日はもう4月1日ですもんね。
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