シリーズ 演奏会の思い出I 投稿者:指揮者 投稿日:2020/07/24(Fri) 16:12 No.4071 〔第10回演奏会 2013.11.30 静岡音楽館AOI〕
第10回演奏会のテーマは「はえある世界をともにつくらん」。前の年に亡くなられた林光先生を追悼し、「ありがとうヒカルさん、テラは林光の曲を数多く歌ってきました。今宵、林光と宮沢賢治の世界を歌い継ぎます」というものでした。 第1部は「テラ+ヒカル」、テラのために二重合唱用に書き直して頂いた「三つの四行詩」の再演から始まりました。ソロのヒロヨさんは2階席バルコニー、ダブルカルテットが2階パイプオルガン前で歌うという、ホール全体を使った立体的な合唱を試みました。第2部は「ヒカル×ケンジ」、こちらは指揮者が歌いながら1階客席から入場、少し遅れて反対側からクラリネットの井上幸子さんが演奏しながら入場、そのまま二人でコラボしながらステージに上がるという、これまた意表を突いたオープニングでした。10回の演奏会にして私が歌うのは初めて(歌唱指導は除く)、また、コラボした井上さんは私の娘婿の義姉という関係で、とても貴重な体験をさせてもらいました。 このステージにはゲストで、井上さんのほか、ヴァイオリンの板谷真以子さん、チェロの青嶋直樹さん、語りでSPACの木内琴子さんと牧山祐大さんと、豪華キャストでした。甲賀さんや音響のアスさんも含めて、多くのプロフェッショナルの力を借りながら、アマチュアだけではとてもできないことをやる楽しさ、しかし、またそれはアマチュアでなければできないものでもあるのです。 とうとう10回までやり終えました。いつも演奏会が終わると、もうこれ以上のことはできないと思うのですが、数年経つと何かしらアイデアが浮かんでくるものですね。さて、次は・・・?
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