シリーズ 演奏会の思い出J 投稿者:指揮者 投稿日:2020/07/30(Thu) 16:26 No.4073 〔第11回演奏会 2018.2.12 グランシップ中ホール・大地〕
第11回演奏会は、公益財団法人静岡県文化財団との共催、SPAC(静岡県舞台芸術センター)の協力で開催されました。テーマは「INVOCATION いのり」、第1部「いのりはうたとなり」第2部「うたはいのりとなり」でした。第1部は、広島と福島のいのり(願い)と平和への思いを歌いました。「We will remember(忘れない)」。第2部は、作曲家鈴木憲夫の世界。第7回演奏会で歌った先生の「祈祷天頌」を彷彿させる新曲「巡礼」を、65名の混声合唱で歌いあげました。この作品は、私が先生のお宅を訪ねた時に、ほぼ完成したばかりの手書きの楽譜を見せて頂き、歌うことを勧めて下さったものです。その後、高松混声合唱団の初演を経てテラの演奏となりましたが、思い入れの強い作品となりました。ちなみに、私は普段からステージではほとんど楽譜なしで指揮をするようにしていますが、この曲も暗譜で振り通したことはちょっとした話題になったようです。 今回も素晴らしいゲストでした。作曲家鈴木憲夫先生、ヴァイオリンの椙山久美さん、チェロの青嶋直樹さん、朗読の貴島豪さん(SPAC)、また、大岡淳さん(SPAC)には演出指導をお願いするなど、その他多くの方の協力を頂きました。甲賀さんのパンフレットもまたまたオリジナリティ満載で、全国の合唱をご存知の鈴木先生も見たことがないとビックリでした。 グランシップでの単独演奏会は初めてでしたが、音響だけの問題でいうならば、もう一度ということはないかなと思いました。
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