メンバーファイル53

平成14年9月10日(金):ソプラノ、ミミ&TERRA辞典(16)
む:
 今回は「む」が長〜いこと熱いラブコールをおくり続けて、200余年(うそ!)。 2000年の20周年記念演奏会での「カルミナ・ブラーナ」賛助出演を機にようやく入団頂けた、ソプラノの耳、いえミミちゃんです。なぜ「耳」なのかは話の中でわかるでしょう。それでは早速はじめましょう。どんなきっかけで、合唱に興味を持ったんでしょうか。
ミミ:
 どんなきっかけでネ〜。ん〜・・・・とにかく歌うのが好きでしたね。3歳頃、親戚のお葬式で「ミンナ私の歌を聴いてちょうだい! ♪ターラス〜 ナゼナクノ〜」といい気分で歌ったとか。興味を持ったのは、某児童合唱団の入団テストを受けたのが「合唱ってどんなものだろう?」と思うきっかけだったような気がします。
む:
 「ターラス?」あー「カラス」ですね。いろいろ趣味もあろうかと思いますがその中で合唱は、どんなお付き合い?
ミミ:
 そんな訳で、それから何年もの間、生活の一部として毎週2時間程度のお付き合いをしてきました。
む:
 ほー。ずっと続けていたんですね。で、合唱のどんなところに魅力があるのかな?
ミミ:
 なんといっても 音色がピッタリ重なったときでしょう。それと夢中で歌っていると浮世のつまらないことが気にならなくなることかな。
む:
 学生時代に音楽を勉強していたんでしょうか?
ミミ:
 ハイ、何をまちがったか、教育学部の音楽科というところで少々お歌の勉強をしました。最初の先生が三林輝夫さんでした。テラの2000年の演奏会で、カルミナ・ブラーナのソロをなさった佐野さんのプロフィールに「三林輝夫に師事」の文字を見つけた時「わたしは姉弟子だぁ!」と イヤーァ何の意味もないけどうれしくなりました。
む:
 いまでも大学で「メサイヤ」を歌っているようですね。
ミミ:
 ええ、学生時代 授業として2時間、クラブ活動として2時間合唱の時間があり、9月から12月までは、メサイヤ、それ以外の月はマタイ受難曲、ヨハネ受難曲、ロ短調ミサなど歌いました。また当時から12月の第3日曜日に在校生、卒業生が集まりメサイヤの演奏会をしています。今年も、張り切ってゲネプロ、本番、打ち上げと参加するつもりです(現役の学生さんには迷惑かな?)。
む:
 フラメンコも習ってるんだってね。フラメンコも学生時代に出会ったんですか?面白いところ、難しいところはどんなところ?
ミミ:
 フラメンコはバルセロナオリンピックの前の年に出会いました。その頃、イギリス人の女性に英語を習っていたんですけど。ほかの生徒さんの話題になって、先生の「She is learning a flamenco.」(彼女、フラメンコ習ってるんだって!)に対して、私は「I am interested in it. I want to attempt to do.」(面白そう、やってみたーい。)と英会話の練習のつもりで答えました。が、それ以来すっかりハマッテしまいました、ハイ。面白いのも難しいのもコンパス(リズム)ですね。
む:
 スペイン語も勉強しているでしょ。フラメンコ習ってるからなのかな?
ミミ:
 フラメンコの歌の意味がわかるようになりた〜い、と英会話の先生の帰国を機に 彼女にスペイン人の先生を紹介していただき いっこうに上達しない英語からスペイン語に乗りかえました。2才児とお話できるようになりましたヨ。スペイン語の響きは、美しくて気に入っています。スペインの食べ物、文化、その他もなかなか気に入っていて、来世はスペイン人になるのもワルくないナと考えていますハイ。
む:
 ミミちゃんの「フラメンコ」、チャンスがあれば見たいですね。
ミミ:
 イエイエ、まだ 人前で披露できるような踊りはおどれません。イギリス人の先生は和太鼓を習っていて いつか ロンドンで共演できればネ、というのが私たちの夢です。
む:
話は戻して、森の歌で、初期のテラのメンバーと一緒だったんですよね。
ミミ:
 そうそう。学生時代の最初の定演が「森の歌」だったんです。静岡に帰って「森の歌」を歌おうという企画を知って、迷わず参加させていただきました。
む:
 テラの演奏会をはじめから聞いていただいていたと聞いていますが、どう感じました?
ミミ:
 「森の歌」の演奏会の後 新しい合唱団に参加しませんか?とヒロシさんが誘ってくださったのは昨日のように覚えています。でも練習日にどうしても都合がつかず参加できませんでした。その代わり定演は全部聞かせていただきました。いつも楽しいステージで、とにかく本番に強いという印象を受けました、歌う歓びがそのまま伝わってきました。
む:
 入団してみて、ヒロシさんのことも含めてテラの雰囲気の感想はいかが?
ミミ:
 前回の定演の時、「ブンナ新聞」に「パート勤務募集」の求人広告がありテラに応募しました、無試験で採用していただき中古の新人は感謝しております。ミンナ仲良しヾ(^。^*))((^O^)v暖かい家庭的な雰囲気です。ヒロシさんの棒(指揮)は本当に歌いやすいです、この20年で誰よりも進歩されていると思います(オソレオオイ発言デス)。それからヒロヨ先生の隣で歌うと一瞬うんと声が出るようなとてもいい気分です。それにしても欠勤が多くゴメンナサイ。
む:
 まだ経験といっても少ないと思いますが、今までのテラの活動で印象に残っていることは?
ミミ:
 一緒に歌わせていただいたカルミナと佐久夜です。それとCD制作完成記念の宴会。
む:
 そうでしたね。入ってもらいたい下心みえみえで、「む」がお誘いしたんでしたね。あの宴会は面白かった。写真がなくて残念ですけど。ところで、仕事はどんなことを?
ミミ:
 Y市立病院の耳鼻科で検査技師をしております。平衡神経耳科学が専門です。それから花粉症の季節になると毎朝屋上に上り、1日の花粉飛散量を数えています(クシュン)。
む:
 皆さん冒頭の「耳」の意味がわかりましたね。え?違うって?ミミちゃんって、ボエームのミミからですか?(おっちょこちょい!)何か役に立つこと教えてください。
ミミ:
 そうですね〜。メマイの原因の80%は、ミミにあります。
む:
 この場合のミミは、ボエームのミミではなく、もちろんミミちゃんでもなく、耳ですね。あーややこしー (ややこしくしているのは、あなたです:読者代表)
ミミ:
 ハイ。クルクル回るような感じだけでなく、立ちくらみ、あるいは、目の前が突然暗くなるようなことがあったら、耳鼻科で診察を受けるようお勧めします。
む:
 ハハハハ!最近、私はぜんぜんクルクル回らないんです、頭が・・・・(寒)。
ミミ:
 それはアルコール欠乏症の症状ですネ。ワイン、ビール、日本酒等の処方が必要かと思われます。
む:
 フフフ、飲み足らないんですね。(←よだれ!よだれ!)さて、現在のミミちゃんのマイブームは何?
ミミ:
 ふらめんこ・フラメンコ・・FLAMENCO・・・、それ以外は何だろう???? そうだ!!マルセロ・アルバレスの歌うタンゴを聞くこと。
む:
 私は「仁志乃」のダンゴは好きですが、タンゴはどうも・・。これからテラでどんなことをしたい?またはしてほしいですか?
ミミ:
 「仁志乃」のダンゴ美味しいよね、アンコ付のが食べたくなっちゃた。テラでしたいことは・・・フォーレのレクイエムを歌いたいナ。この曲で私の魂を天国に送って欲しいです。
む:
 いやー私も好きですねフォーレ。まだ歌ったことないんです。いつかは歌ってみたいですね。今回は仕事時間にもかかわらず、忙しい合間を縫ってお答え頂き誠にありがとうございました。来シーズンの花粉情報もよろしく。それじゃ。
ミミ:
 いいえ、どういたしまして。お騒がせしました。ところで メンバーファイル「む」氏にインタビューするのは誰?
む:
 ぶ――!(もうすっかり終わって、お茶飲んでました。)さあ誰でしょうね(汗拭、汗拭)。 こ・これにて失礼します。完ッ!!

本人の顔はイラストで紹介しています。

←ミミちゃんです。


テラ出版編
TERRA辞典 [第1版]
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テラの用語を解説する「TERRA辞典」
時には、まじめに、時にはおもしろく解説していきます。

かんげいのうた【歓迎のうた】[楽曲] テラの練習場に初めて足を踏み入れた方に捧げる歌。「うれしや我らここに〜・・・」と歌い始め最後に○○ちゃん○○さんとニックネームを入れて歌われるのは、なかなかの感動もんらしい。おなじ練習日に2人以上見学者やお客様がある時は、もちろん1人1回ずつニックネームを入れて歌うのだが、そのつど音が上がっていくので、3人4人となると、最後は「ひぃひぃ」としながら「うれしや我らここに〜」と叫ぶのである。

くじら【鯨】[大道具] together song の中の「八百屋のお店」を、第2回演奏会で「魚屋のお店」に変えて歌った時に使った大道具。かつお・まぐろ・・・と続いて最後にくー・じー・らーとなったときに、舞台の天井つかえそうなほど、大――――きなくじらの頭が登場。お客様をあっと言わせた!古い練習場を目一杯使って、あんなに苦労して作ったくじら、出番はたったの3秒でした。

さぁ!【さあ】[掛け声] テラの十八番、together song の中の「歩いていこう」という歌の掛け声。舞台上の団員と、聴いて下さってるお客さまと、歌の中で一緒に掛け声をかける。お客様の元気がいいと、歌がとてもよくなる。タイミングがなかなか難しいが、団員のリードでバッチリいく事がほとんど。 なお、この曲につきものの「思わぬハプニング」・・が起こる時もある。フフフ・・・

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